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2022.4.11

ていれぎの湯20周年、地域循環型社会を⽬指し、燃料を重油から薪に切り替え

南道後温泉 ていれぎの湯(所在地:松⼭市中野町)は、2022年4⽉でオープンから20周年を迎えることをお知らせいたします。20周年のタイミングに合わせ、地球環境への配慮、サステナブル な地域循環型社会の実現を⽬的とし、12⽉から新たに薪ボイラー6台を導⼊しました。

  • 実施背景

愛媛にも⼤きな被害をもたらした⻄⽇本豪⾬など、近年世界各地で異常気象による被害が増加していますが、公共性の⾼い温浴施設等を運営する弊社にとって、これらの状況を⾒過ごすことはできません。まもなくオープンから20周年を迎え、社会的責任の⾼まりを感じる⽇々が続く中、   少しでも愛媛のために、地球環境のためにできる取り組みはないかと思考を重ね、地域の⽊材を燃料として温泉を沸かす薪ボイラー6台の導⼊を決定しました。

 

  • 薪ボイラーに切り替えることによる変化

▽地域の森林保全

近年、⽊材価格の低迷により⽊材が売れず、森林管理が疎かになることで⾃然災害に弱い森林が 増えています。(現在のヒノキ中丸太の価格は1980年時の4分の1以下。)これにより、各地で⼟砂 災害などの被害が深刻化しています。ていれぎの湯では、地元産の⽊材を熱源に活⽤することで、適切な森林の伐採が⾏われる好循環を⽬指します。

CO2排出量削減

地球温暖化の最も⼤きな原因は、⽯油燃料の活⽤によるCO2の排出です。もちろん薪を燃やして もCO2は発⽣しますが、⽊は空気中のCO2を吸収して育ちます。そのため薪を燃料とすることで、地球上のCO2量は⽯油燃料活⽤時と⽐べて、トータルで⼤幅に削減されます。

▽雇⽤の活性化

地球環境を保全していく上で⽋かせない林業従事者が、近年⼤幅に減少しています。当社では薪 燃料の使⽤量を増加させることで、地域に新たな林業の雇⽤等、関連する事業者の雇⽤増加を図 ります。

 

  • 導⼊薪ボイラーの詳細

バイオマスガス化焼ボイラガシファイアー      型番TA-1200

 

ガシファイアーは無圧型の温⽔発⽣器なので資格不要、誰でも簡単に使⽤することができます。またガシファイアーの特徴は⾼含⽔⽊材の混焼も可能にした⻑い燃焼構造です。⽣⽊が燃焼すると蒸気燃焼ガスが発⽣し、この蒸気に熱が加わると⽔分のない過熱⽔蒸気燃焼がおこり、⼤きな 熱エネルギーとなって貯湯タンクに蓄えられます。